コミ②

コミとは、お互い同レベルでの戦い(互先)の時に、黒を持った方が自分の地からハンデとして6目半引くことを言います。例:対局が終わり(終局)それぞれの地の計算をします。黒の地が34目、白の地が30目としましょう。このままですと黒の4目勝ち。ですが、黒はハンデのコミ6目半がありますので34目-6目半=27目半となり、結果は白の2目半勝ちとなります!他の方法として、まず差を出してから6目半を+、-の計算も正しいですね。では、コミ①問題の答え。

 

★「コミが出る」→盤上で黒が7目のリードを得ること。(コミは6目半で、そのコミを引かれても勝っている。つまり、7目というのは半目勝っている事になります)

 

★「コミが出ない」→盤上でリードしていても(勝っていても)そのリードが7目に達していなく負けの状態)

 

★「コミを出す」→黒が白に6目半のハンデをつけること・古風な表現ですね。

 

★「コミもらい」→「コミがある」と同じで白が黒からハンデをもらう事。

 

★「逆コミ」→これは、互先での対局では用いない。白から黒に対してハンデをつける意味。なので、互先ではありえず、黒が置き碁として先~9子のハンデがある場合、そのハンデ(置石)をつけるだけでなく、さらに白からコミを(数は自由)もらって対局する時に表現する。例、棋力の差が3子ぐらいだから、通常は黒が白に置石3個置いての対局となる。けれども、置き碁ではなく、互先で対局したいとすれば、実力が違うのだから黒が当然負けることになるからそれもありえない。なのでそのような時に、白が黒にコミを例えば20目あげますよと・そうすれば対局は可能となる。

本来は黒がハンデ6目半を白にあげなくてはならないところを白が黒に21目以上差をつけないと勝てないのだから、置石分を白がコミとしてハンデをつけていることになる。(置石分のハンデの数字は明確に確立されていない為、自由に決めていい。)

 

★「コミなし碁」→③でお話します。