コミ③

★「コミなし碁」→プロの世界では「大手合」のみあった。これは囲碁の棋士(プロ)の昇段を審査する為の

対局制度。過去形なのはこの「大手合」が日本棋院2003年、関西棋院2004年、に廃止となったので。

21世紀に入って「大手合」もなくなり、現在は全ての対局が互先でコミ碁(6目半)となっています。

アマチュアでは置き碁が「コミなし碁」となりますが、コミなし碁という表現はアマチュアでは使わず

「置き碁」が一般的です。

 

挑戦手合、本因坊戦の開始からコミが導入されましたが当初は棋士の反発も多かったようです。予選の途中で加藤信七段がコミ出し反対の自説「コミ碁は碁にあらず」と毎日新聞に掲載した事件もあったとか。加藤棋士によるとコミ碁の不合理として囲碁は先手、後手、に有利不利があるうえで争う競技であり、人によって異なる先手番の有利性をあいまいに算定することに違和感を感じると。私はどちらが良いのかわからないにゃ~というしかないけども、コミの数によって囲碁の打ち方が変わるのは想像できる。でもこれ、プロの話であって、アマチュアの皆さんにはコミ1目、2目変わっても関係ないかもしれません(^・^)。

 

個人的には棋士の研鑽の場「コミなし碁」の「大手合」復活してほしいな~。棋士の対局が増えるし、現在の累積勝数での昇段はわかりにくい...。大手合の成績優秀での昇段であれば、何段になるには何勝しなければならなかったけ?とか、思わなくてすむし...。と、勝手なことを言っていますが。。。(笑)

 

普段の棋士同士での真剣な対局のことをなんて言うかご存知ですか?対局ではなく手合いといいます!

研究会や他での対局は当然ながら手合いとは言いません。なんか、おもしろいにゃ~

 

*大手合→おおてあい