シチョウができない碁はまずありません。それにシチョウがからむ利害関係も盤上では必ずといっていいほど生じます。では、シチョウとは?また、シチョウをどのように読んだらよいのでしょうか。
簡潔に言うならばシチョウとは・相手の石をアタリの連続で追いつめて取ってしまう技術です。アタリが途切れぬように追いかける必要があります。入門~初級Lessonで必ず習います。このシチョウの読みを面倒がらずにできると後の上達が楽になるので(詰碁とか手筋とか読みが苦痛ではなくなります)入門クラスでしっかりと学んでくださいね。シチョウの読み方ですが、まずアタリをして相手が逃げ出した方向の出ばなを押さえると覚えましょう。アタリにする方向さえ間違えなければ大丈夫です!立場を変えてみるとアタリをされる側も逃げ出す前方をよく確認しないとならないですね。
問題です!
一番下の図→白が黒石2子の頭をたたき黒2子をアタリにしている状態です。黒番です!黒は逃げ切れるのしょうか?それとも、シチョウで取られてしまうでしょうか?一つ一つアタリ・逃げ....と読んでみましょう
*アタリ→石を取り上げるひとつ前の状態。
*石を取る→相手の石のタテとヨコを打てば石を取り上げられます。ナナメは関係ありません。